ドイツのアパート生活

ドイツのアパート生活は、例えば洗濯物は屋外には干さないなどの日本と違うルールなども多く、 守らないと罰則や余計なトラブル、出費、家賃アップなどにつながることもありますのでご注意下さい。

 

1) オートロックドア

ドイツのアパートの入り口のドアは、ホテルのようにオートロックで閉まると自動的に鍵がかかってしまいますので、出る時は必ず鍵を忘れないでください。

 

開けてもらうのに鍵屋さんを呼ぶと、平日の日中でも€100,00近くの費用がかかります。

 

 

2) 静けさを保つ

ドイツ人は日本人よりアパート内での騒音に敏感です。ドアを閉める時の音や、足音に注意してください。


基本的に夜は22:00時以降は音楽のボリュームなどにも注意し、入浴なども避けた方が良いです(上下左右前後にどんな人が住んでいるかで大きな差があります)

 

22:00時以降及び日曜日の電気ドリル等のモーター音の出る電気製品の使用は不可です。


掃除機や洗濯機はケースバイケースなので、アパートの貸主と確認してください。

 

 

3) 掃除

基本的には頻繁に掃除をしていればきれいさは保たれますが、長く掃除を怠ると、特に水回りや火回りの汚れはひどくなって落ちなくなってしまいます。

 

ドイツの水道水は硬水なので、乾くとカルキで白くなります。カルキはカルシウムなので、たまると石のように固まってしまいますが、“Kalkentferner“(= カルキ取り)等のカルキを化学反応で溶かす洗剤があるので、“Kalk“ という単語が出ている“Badreiniger“(浴室専用洗剤)などを使って水回りの掃除に使います。

 

ドイツ人はパンなどの冷たい食事を取り、料理をしても煮ることがほとんどで、日本人と比べるとほとんど料理をしないレベルなので、キッチンはいつもピカピカです。

 

よって、炒め物や揚げ物料理が多い日本人の油汚れしがちなキッチンはとても嫌がられます。油汚れ落としには“Fettlöser“ などの専用洗剤があります。“Fett”(= )という単語が出ている洗剤を選んでください。

 

トイレの場所、硬水のカルキに加えてアンモニアも加わりますが、やはり専用洗剤があります。“WC Reiniger“(= トイレ用洗剤)などを使用してブラシで洗って下さい。

 

カルキとアンモニアによる便器内の汚れが一番厄介で、時間が経つと落ちなくなって便器の交換となってしまいます。

 

 

4) 洗濯

水道水が硬水なので泡立ちにくく、日本の軟水よりも多めの洗剤が必要ですが、地区によって硬度が違うので、次の硬度チェックサイトで住んでいる地区の硬度を調べます。wasserhaerte.net

 

ドゥッセルドルフの硬度は14°dHで硬めです。洗濯洗剤のパッケージに必ず硬度に対する洗剤の適量が表示されているので、それを見て適量を選んでください。

 

ドイツの洗濯機は洗う温度を設定できるようになっていますが、洗濯物が縮む原因となるので、シーツなど以外の衣服には40度以上はお勧めできません。

 

洗濯途中で洗濯機が止まってしまうことがありますが、それは洗濯機の下部にあるフィルターの詰まりが原因であることが多いです。

 

洗濯機に書いてあるドイツ語の意味:

Ein/Aus = On/Off

Baumwolle = 木綿

Blusen = ブラウス

ECO = 経済的

Feinwäsche = 化繊

Hemden = シャツ

Handwäsche = 手洗い

Sport = 運道着

Schnell = 早洗い

Täglich = 毎日

Schleudern = 脱水

Spülen = すすぎ

Pflegeleichtl = 汚れが落ちやすい

Vorwäsche = 前洗い


 

5) カビ

ドイツの建物は重厚で、夏涼しくて冬暖かいという長所がありますが、その代わりに通気が悪いという短所があります。

 

よって、冬の寝室では寝ている間の吐く息で室内の湿度が上がり、壁に黒っぽいカビがよく発生します。

 

また、ドイツ人はシャワーをさっと浴びるだけで、しかもその頻度が低いので、日本人のように頻繁にバスタブに浸かったり、長い時間シャワーを浴びると浴室の壁もカビが出てきます。

 

冬の寝室は毎朝、浴室は使用後に毎回部屋の空気を全て入れ替えるほど十分な通気が必要です。

 

もしカビが出てしまった場合は、やはり専用洗剤がありますので、“Schimmel“(= カビ)という単語が明記ある洗剤をかけてカビを除去します。

6) ゴミの分別

黄色のゴミ箱 = リサイクル用のプラスチック容器、梱包材、金属容器など

黒色のゴミ箱 = 生ゴミ、その他のゴミ

青色のゴミ箱(*) = 紙ゴミ

茶色のゴミ箱(*) = 庭の木や葉っぱなどの有機物

 

* = ない場合があります。

 

その他(ない場合):

紙ゴミ = 所々に設置してある市の紙用コンテナへ 

空き瓶 = 同上(透明、茶色、緑色に分かれています) 

古着・古靴 = 同上(設置数が少ない)

電池 = スーパーや家電店のレジ周りに置いてある専用ゴミ箱

 

リサイクルゴミ用の黄色いゴミ箱に、生ゴミ、燃えるゴミ等を入れると罰せられます。

 

リサイクルゴミは、中身が空気なので、ゴミ箱がすぐに一杯になるので、必ず踏んで潰して入れて下さい。


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