(アップデート231226)
ドイツの賃貸アパートは、基本的に家具が付いていないどころか、キッチンさえ付いていないのが一般的です。
特に2人以上用のアパートにその傾向が強いです。ドイツ人女性が自分の好みのキッチンにこだわるのがその理由です。自分の気に入ったキッチンにしたいのです。
それでもシングル用のワンルームアパートの場合は、小さなキッチンが付いていることが多いです。
そういった事情の中で、どうやってアパートを探すか、そして選ぶかは、まずは自分の滞在期間を考えます。
アパート探しのインターネットサイトで最もメジャーなものは、immoscaut24.de になりますが、より多くの家具付きアパートが出ているのは、wunderflats.com になります。
家具なしアパートの場合は、自分で家具を揃えなければならず、引っ越して出て行く場合は譲渡、あるいは処分しなければなりません。
家具付きアパートの方が、家具なしアパートよりも家賃が高いので、滞在期間が短ければ家具付きアパート、長ければ家具なしアパートの方が良いでしょう。
では、どのくらいの滞在期間でどちらにするかですが、例えば滞在期間がワーホリのように1年間であれば、家具付きアパートの方が便利と言えます。
最初に家具を揃え、僅か1年で転売する、あるいは処分するのでは手間暇がかかり過ぎます。
長く滞在するつもりであれば、家具を揃えるのも、後に処分するのも手間ですが、それでも家具なしの方がお得です。
もしシェアでも構わない場合は、ドイツ語で WG(ヴェーゲー)と言われる、アパートをシェアするタイプがあり、例えば3部屋のアパートを3人でシェアします。
WGの場合は、普通は家具が揃っているのでその心配はありませんが、キッチンやバスルーム、WCは共同なので気を遣いますし、運が悪いと相性の悪い人との共同生活になってしまいますが、勿論その逆もあり得ます。
1人でアパートを数年間は借りたいという場合は、前述の2つのサイト、家具付き、家具無しの両方でまずは場所、家賃、好みに合ったアパートを選び出します。
そしてそれらのアパートの詳しい情報を比べてみます。
例えばキッチンは付いているものの、家具がない場合。
必要な家具と言えば、優先順位の高い方からベット、タンス、サイドボード、机あるいはテーブル、イス、靴箱、ソファー…等になります。
それらの家具を揃えた場合の値段はピンキリですが、IKEA等の自分で組み立てる安いタイプの家具であれば、目安は次のようになります。
ベット 100〜
マットレス 100前後
タンス 150〜
サイドボード 120〜
机あるいは 100前後
テーブル 100前後
イス 30〜
靴箱 30〜
ソファー 150〜
つまり最低でも合計で約€880,00はかかります。
例えば3年間滞在するつもりであれば、月々€24,00が家具代になり(€880,00 ➗3 ➗12)、それより長く滞在すれば月額はもっと安くなり、その逆もあるわけです。
当協会では、そういった場合の家具の調達や組み立て、あるいは出て行く時の家具の転売や処分のご相談にも乗っていますので、お気軽にお尋ねください。