それはドイツが、ヨーロッパのほぼ中央に位置し、ヨーロッパでダントツの力強い経済力を持ってEUを牽引している強い国だからです。
ドイツは第一次世界大戦のみならず、第二次世界大戦にも続けて敗れたにもかかわらず、日本と同様にミラクルと言われるほど急速な復興を成し遂げました。
日本が長かった鎖国を終えて、明治維新で西洋先進諸国に追いつけ追い越せと頑張っていた時に、ドイツは政治、行政、産業、文化、法律、軍事、医療などのあらゆる点で先生でした。
明治維新の志士たちには、いわゆる「えへんヒゲ」を生やした偉人が見られますが、あれはドイツの鉄血宰相ビスマルクなどの真似と言われています。
今日のドイツは、EUにおていその存在抜きには語ることもできません。
ドイツはデンマーク、オランダ、ベルギー、ルクセンブルグ、フランス、スイス、オーストリア、チェコ、ポーランドの9カ国に囲まれた中央に位置しています。
2つの海(北海とバルト海) とも面していて、世界で唯一のスピード制限の無い有名なAutobahn(アウトバーン/高速道路)は、東西南北の国々の陸上輸送をトラックは有料、自家用車は無料でつないでいます。
国としてのドイツは第二次世界大戦後に東西に分かれ、西ドイツと東ドイツが再統一したのは1990年ですが、それ以前の最初の統一は1871年とそれほど古くありません。
ナポレオンの侵略以来、統一の意識とプロイセン王国への期待が高まってプロイセン王国のWilhelm 1.(ヴィルヘルム 1世)の戴冠でベルリンを首都としてドイツ帝国ができました。
日本で走っている外国者の約8割はドイツ車だそうです。ベンツ、BMW、アウディー、フォルクスワーゲン、ポルシェなど、誰でも聞いたことがあるメーカーが全てドイツです。それらの車産業を支える工作機機械のメーカーもやはりドイツが日本のメーカーのお手本となりました。
医療においても、「カルテ」などの日本で普及している医学用語の多くがドイツ語から来ています。
そんなヨーロッパをダントツで協力に牽引するドイツだからこそ、小さなガラパゴス日本を飛び出して見聞を広めるには最高なのです!