挨拶について:
「おはようございます」、「こんにちは」、「こんばんは」...
…などの挨拶等の言葉の掛け合いは、共同生活においては特にとても大切なので、必ずおこなってください。
良い住環境 は良い人間関係から始まり、良い人間関係は挨拶から始まります。
玄関について:
靴は玄関の床に脱いだまま置かないで必ず靴箱に入れて下さい。
共有スペースについて:
玄関、廊下、キッチン、浴室等の共有スペースは公の場と考え、基本的に私用は避け、私物を置きっ放しにしたりしないで下さい。
収納スペースがある場合は必ずそこにしまうか、自室に保管して下さい。
キッチン、浴室と洗面所の水周りについて:
水回りはドイツの水道水がカルキ(カルシウム)を含む硬水なので特に汚れがちで、定期的な専用洗剤を使う掃除を怠ると、固まって取れなくなってしまいます。
基本的には毎回の使用後に、次に使う人が気持ち良く使えるようにきれいにご利用下さい。
シャワー後の浴槽、洗髪後の洗面器に残る頭髪やそったひげ等を確認、取り除いてください。
下水口の詰まりの理由のダントツは長い頭髪です。
共有スペースの掃除当番ではなくても、使用した後は次の人がもし自分だった場合にどういう状態なら嬉しいかを考えて簡単な掃除が必要です。
キッチンについて:
ドイツのキッチンはいつもピカピカに磨かれているのが普通です。
日本人と比べて料理をしないこともその理由ですが、油を使う料理が多い日本人の使うキッチンの油汚れは注意を受けます。
料理に使用した鍋、フライパン等は、使用後にすぐに洗って片付けて下さい。
食事に使った食器類 も、食事の後にすぐに洗い、そのまま放置せずにある程度(5分~10分程度) 乾いたらすぐに片ずけ て下さい。
夏季の果物にはすぐにコバエが発生します。果物の保管および廃棄方法には特に注意してください。
特に夏季は、ゴミを早めに比較的に室温が低く保たれている地下のゴミ箱に片付けてください。
また、長期不在時の前には腐りやすいものなどの処理をお願いいたします。
浴室について:
浴室にはトイレもありますので、使用する時間はなるべく短くお願いします。
お化粧などの自室で出 来ることは自室にてお願いします。
浴室を長時間使用する場合は前もって他の人たちが在宅中でないことを確認するか、あるいは在宅中の人の了解を得て下さい。
浴室もキッチン同様、共有スペースの掃除当番ではなくても、使用した後は次の人がもし自分だった場合 にどういう状態なら嬉しいかを考えて簡単な掃除をお願いいたします。
個人の部屋について:
友人、知人を招く場合は、前もって他の人たちに断りを入れて下さい。泊まりとなる場合は前もって運営側にも連絡をお願い致します。
泊まる頻度や日数は常識の範囲(月に1度あるかないか程度で、日数は1、2泊)までとなります。
友人、知人を招いた時の声の大きさや音楽のボリュームに注意してください。
日本から訪ねてくる家族等の場合は、例えば1週間程度も可能ですが、前もって他の人たち及び運営側に断りを入れて下さい。
共有スペース(玄関、廊下、キッチン、浴室):
個人の部屋も共有スペースも、冬の間の過剰な暖房や、不要な照明等はこまめに調節、OFFにして 下さい。費用が上がると家賃が高くなることがあります。
ご入居いただく前に必ず読んでいただくことになっている、ドイツアパート生活ガイドにも明記ありますが、ドイツのアパートでは基本的に日中でも静かに過ごします。
特に夜間(平日夜21:00頃 - 朝7:00頃まで、 祝祭日は朝11:00頃まで)は、音が出る洗濯機等の使用は避け、音を立てないようにして下さい。
ドアを閉めた際の音やうるさい足音にドイツ人はとても気にします。
共有スペースの掃除に関しては、掃除当番表で管理して週に一回必ず必要です。もしそれがおこなわれていない場合は運営側にご相談ください。
ベランダのあるアパートは排水口の枯葉の有無を確認お願いします。枯葉があれば取り除いてください。
枯葉により水がたまると下の階の壁に雨水が沁みこみ、修理に多額の費用がかかります(その費用は、ワーホリさんが入ることが必須である個人賠償保険でカバーすることは出来ますが、基本的に個人責任です)。
トイレットペーパーや洗剤などは、共同で購入する方法があり、その費用は、毎月1人数ユーロずつ出し合って集め負担したりします。その方法を利用するかどうかは、各アパートで決めてください。
もし以上のことが守られず、他の住人に迷惑をかけて注意を複数回受けた場合は、(賃貸 契約書の明記通り、運営側「大家・貸主」側から賃貸契約の解約を受けて、最短 1 ヶ月後にご退室 をお願いすることになります。
極端にひどい場合は即刻退室もあり得ます。
退室の際は、きれいなお部屋のお掃除も欠かせませんが、キッチン、冷蔵庫などの私物の処理も忘れず、ゴミ箱が一杯にならないように、大量のゴミを一度に出すのではなく、前もって少しづつ捨ててください。